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<<   作成日時 : 2017/04/20 16:58   >>

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4月20日(木) ETV特集「境界の家 沖縄から福島へ・ある原発技術者の半生」という番組を見た。
  これは4月8日に放送されたもの。福島第二原発を見下ろす岬の上に原発技術者、名嘉幸照さんの家がある。この真新しい家の時計は2時48分で止まったまま、帰還困難区域の境界に建っている。耳が遠くてもここの家では潮騒が聞こえ、ぐっすり眠れる、そこから見える星空が美しい、と言う。
 約40年前名嘉さんはGEの技術者として福島に着任する。GEを退社した後は地元の下請け企業の親方として原発と共生してきた。震災の直後避難した社員たちを集め、免震棟に送り出すことになった。その時の写真がある。“生きているうちに記念写真を撮ることにしよう”と誰かが言い出して、写真を撮った。社員たちを行かせたくはなかったが、本人たちは責任があるから行かせてくれ、と言う。送り出してから、車の中で一人で泣いた、と語っていた。

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 名嘉さんは原発の将来を信じ、東電の社員などと協力して保守・点検を行ってきた。しかし、自分たちが一生懸命にやった、ということが今、世の中を不幸にしている、人の幸せを壊している。元に戻すことは不可能でも一緒に生きて行くしかないんじゃないか、と語る。
 名嘉さんには福島に墓がある。しかし、子どもたちには「そこら辺の石に“ごめんなさい”と書いて埋めてくれればいいから”」と伝えているという。沖縄には「学問なんかなくていい、財産なんかなくていい、“楔(くさび)なて我身(わみ)や世間(しけ)に尽くさ”」という先祖からの言葉があると言う。40年間原発に自分の人生をかけて仕事をしてきた人が最後にこう語る「原発はなくした方がいい」と。重みのある誠実な番組だった。

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